シフォンケーキに欠かせない命の玉子様 |
シフォンケーキを作るにあたって、なくてはならないもの、それは玉子という名の王子様。 鮮度のよい玉子様は、素敵なメレンゲができ、シフォンをキレイに膨らませてくれる。 でも、いい玉子の見分け方って、結構難しい。 割ってみないと分からない時もあるしね、 賞味期限があてにならない事件もあったしね。 だから、少しだけでも鮮度や栄養素の知識があると、いいかもしれない。 |
白い玉子様と赤い玉子様 お店には、殻の赤みがかったものと、真っ白いものが並んでる。 栄養価で比べるならば、実はそれはかわらない。 鶏の種類によって、赤いのを産むのと、白いのを産むのがいるってだけ。 なぜか赤いのを産む鶏の方が、白いのを産む鶏よりよく食べるため餌代がかかり、 結果、赤い玉子の方が高く売られているという事実がある。 栄養価が変わらないと言われても、 赤い殻の方が美味しいのでは?と毎度思ってしまう。 たくさん食べる人が、アタシの理想の王子様像なので、 やっぱりその赤い殻の玉子に惹かれてしまうんだ・・・・。 |
玉子様の賞味期限 玉子様に記載されている賞味期限は、生で食べられる日付。 賞味期限を過ぎても、火を通すのであれば、あと一週間ほどは大丈夫。 ところが、一旦、殻を割ってしまったら、日持ちはしない。 白身の抗菌作用がないと黄身はすぐ駄目になる。 白身は黄身のボディーガード。 「君なしではいられない」と叫ぶのは、白身側でなく黄身側なんだ。 白身は、ラップで包んで冷凍することが可能。 自然解凍して、いつでもシフォンに使用できるようにしておくと便利。 一つシフォンを作ると、一つ残る黄身だが、こちらの冷凍は難しい。 黄身は、クッキーや、カスタードクリームにしてしまおう。 |
玉子様の保存 とんがった方を必ず下にして保存しましょう。 とんがってない丸い方に、玉子の呼吸をする気室があるので、 そこを上にすれば、鮮度がよい状態でいられるはず。 冷蔵庫の扉の玉子ポッケに入れるよりも、 買ってきたままのプラスチックの入れ物に入れたまま、 冷蔵庫に保存する方が良いという話もある。 ドアポケットは、開け閉めの際の衝撃で、 殻にヒビがいく可能性があるから。 また、玉子は殻にある小さな穴からでもばい菌が入るので、 玉子ポッケに入れるなら、 常にポッケをキレイに拭いておいてあげなくてはならない。 でも、冷蔵庫にぴったりサイズの玉子ポッケがあれば、 迷わず入れたくなってしまうのは、みんなそうだと思うんだ。 |
いい黄身だ、いい白身だ 黄身は割った時に、横から見て、ぷくっと盛り上がっているものが新鮮。 盛り上がってれば盛り上がってるだけ新鮮。 白身も割った時、横から見て分厚いものがよい。 割った時、白身が殻にへばりつき、なかなか離れないものが新鮮。 どろっとしていて、透明度の少ない方が鮮度がよい。 産卵後の白身には、二酸化炭素が混じっていて、 時間が経つごとに、それが減少し、透明度が高くなっていく。 人は、生まれたてや、若い子の方が透明感があって、 大人になるにつれて濁っていく感じだけど、玉子様は違うみたい。 また、新鮮玉子は、ゆで卵にした時、うまくつるんと剥けないのは、 新鮮すぎて二酸化炭素が多いというのが理由なんだ。 |
玉子様の殻 玉子様の殻は、ツルツルよりも、ザラザラしているものの方が鮮度がよい。 と、されていたが、最近では、洗卵されてからの出荷につき、 ツルツルザラザラは、あまりあてにならないとのこと。 殻の強度でいうならば、これは玉子様の良し悪しに関係が薄い。 S玉子は殻が強く、L玉子は大きいその分殻が弱い。 それだけのことだそうだ。 (ちなみに、Sサイズは 46g〜52g M 58g〜64g L 64g〜70g) 例えば一つ20円の玉子の白身と黄身を分けて値踏みをしてみると、 黄身は18円、白身は2円くらいなのではないか?とよくそう思う。 シフォンを焼くごとに、我が家の冷蔵庫には黄身が残っていく。 白身が欲しくて欲しくて、玉子の特売日にスーパーに走る。 2円の白身を心から求め、18円の黄身は邪険にされて・・・・。 昔、納豆に玉子を入れる時、白身は流しに捨てていた。 その頃をいまだに思い出し、涙が出そうになったりするんだ。 |
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