花の愛し方豆知識



 切り方のこと 

   花の茎は斜めに切りましょう。

   斜めに切った方が断面が広くなるので、水をたくさん吸い上げやすくなる。

   できれば、水の中で(水切り)しましょう。

   切った時、空気に触れない方が水の上がりがいい。

   できれば毎日切り戻してあげよう。水が上がりやすくなるように。

   これだけ頑張れば、花もちはよくなる。

 
水替えのこと
 
   できれば毎日取り替えてあげよう。

   夏場は暑いので、朝晩替えてあげても花は喜ぶ。

   氷を入れてあげると、水の腐りを遅くしたりする。

   フラワーキープなどの、花もちのよくなる薬も売っているけれど、

   ちょくちょく水を替えること、花瓶を洗ってあげることが夏の優しさ。

   塩や、砂糖を水の中に入れてあげることも良く聞く話。

   チューリップは、あまり水を替えなくていい。

   チューリップは、そんなにキレイな水を好まない。
   
 
水の量のこと

  ガーベラは水の量が少なくてかまわない。

  茎が柔らかく腐りやすく、くたりやすいので、なるべく水についてない方がいい。

  切り口の断面から、ぐんぐん吸ってくれるので、2〜3センチもあれば充分。

  逆に、バラなどは、水の量に注意がいる。

  バラだけの話ではないけれど、トゲや、葉をとったら、その取った所までは水を入れること。

  下から上がってきた水は、トゲや葉を取った茎の傷口から、水が出てしまう。

  つまり、花まで水が上がらなくなってしまうから、傷口にも水があたってる方がいい。

  カーネーションなど、水についてる部分は葉を取ってしまおう。

  取った傷口からも水を吸ってくれるので、花は水をたっぷり吸える。

  また、葉からも水を吸うので、葉に霧吹きで水をあげるのも効果的。

  余談だが、蓮の花の切花は中々水を吸い上げないので、切り口(レンコン状態になってる)に

  霧吹きの口をあてて、花を逆さまにし、無理矢理水を入れる。赤ちゃんに哺乳瓶状態。

 栄養の分け前

  なるべく、無駄な葉は落とす。(先にも述べたが、葉を取ったらそこまで水を)

  花をキレイに咲かせるために、いらない葉に栄養を取られるのはもったいないから、

  いらないなと思う下の方の葉は落としてあげる。

  下から順番に咲いていく、蘭系や、ゆり系などの花は、だめになり始めたら、

  次をキレイに咲かせるために、潔く取ってしまおう。

  だめ花を残しておくのは、次にスタンバってる花に実は迷惑。

  もうちょっと、いけそうだと思ったら、とりあえず切って別の花瓶へいければいい。

  そうした優しさで、ゆりなど、最後の一輪まで咲かせてあげよう。
  

 
成長を速める、抑える

  切り口を焼くという話は良く聞く話。

  でも、なんでもかんでも焼くもんでもない。

  茎を切って、直火で焦げるまで焼いて、すぐに冷たい水に投入すると、

  茎がびっくりして水を勢いよく吸ってくれる。

  ショック療法だ。

  枝物や、水が上がりにくい、または上がりにくい花に効果的。

  でも、たとえば、バラなども焼くことがあると思うが、

  花の開きを早くする効果もあるので、

  ゆっくり咲かせてあげたい時などは、焼かない方がいい。

  ブーケや、アレンジメントですぐに使いたい時などは、

  茎を短く切って、焼いてわざわざ早く開かせたりする。


 集中オペ

  花束の状態で、水に入れるのが遅くなってしまった時など

  くたっとなってしまったり、水あげがうまく行かなくっても、

  一度で諦めてしまわないで。

  集中治療をしてあげよう。一時矯正。

  花に割ときっちりと、すっぽりと新聞紙を巻いて、

  花の首ぎりぎりまでのたっぷりの水に漬けてあげる。

  その前に、もう一度、斜めに切り戻し、焼いてあげよう。

  新聞紙は水の吸い上げがよく、柔らかくて花を傷つけずちょうど良い。

  (白いバラなどは、新聞紙の印刷が付くと怖いから、白い紙を使用。)

  そのまま、2,3時間置いてみる。暇なら、横で歌ってあげる。

  長時間置き過ぎると、花と花がくっついている所が腐る場合があるから

  注意する。
  

 花瓶を洗う

  細長いとか、深いとか手を入れて洗いにくい花瓶を洗うのに、卵の殻を使うとよい。

  砕いた殻を花瓶に入れて少し水を入れて振ればよい。

  汚れも落ちるし、ピカピカになる。

 花屋で買う

  花屋で花を買う時は、今日入荷した物は何ですかと聞いていいと思う。

  見ても、入ったばかりかどうかわかりにくい花もある。

  お店にもよるけれど、大体が月、水、金曜の仕入れで、水揚げという行動が

  終わってから店頭に並ぶので、仕入れの日の夕方以降が狙い目。

  ガラスのケースの中で涼しんでいる花を買うのは要注意。

  ケースから出たとたんに、バラなどぱーっと開いてしまう時がある。

  冷蔵庫では成長を抑えているとも考えられるから、その選択は難しい。

  ショーケースを使わずに店頭に置いてあるバラの方が私は信用しやすく買いやすい。
  

プレゼントの花を買う


  プレゼントの花を買う時は、お薦めのキーワードがある。

  もちろん、お店にもよるし、全部が全部とは言わない。

  1 「贈る相手が、花が大好きで詳しい。」

    花屋さんは、そういう言葉で頑張ってしまう度があがる。

    花が好きな人には気合が入るのは、お寿司屋さんとも同じな気がする。

    花束をしっかりと見てくれると思うと、作る側も気を抜けない。

  2 「贈る相手は、この辺に住んでいる」

    遠くへ住んでいる人に贈る場合より、近所の人に贈られる場合は、

    金輪際ではなく、リピーターとなる可能性がある。

    丁寧に作るカイがある。もちのいい花をフンダンに入れると、

    贈られた側を普段からの顧客にするチャンスがあらわれる。

  3 「大事な記念日だ」

    送別会という言葉は、あまり、使わない方がいいかもしれない。

    送別会というのは、贈られた側が、この近所ではなく、会社が近所なだけ。

    贈られた側は送別されるわけだから、この地にまたチョクチョク訪れる確立が少ない。

    最悪、あまりいい花を入れられないこともあるかもしれない。

    大事な日だから、という言葉で奮い立つアーティストは多いはず。

    花屋は幸せの提供者だから、喜ばれることは嬉しい。

    記念日は、張り切る度があがる。
 
    あとは、下手な知ったかとかはやめて、プロにお任せしますの一言でしめれば

    最高の花束ができる。と、私は思う。

    *しつこいようだが、そんな事もあり得るという話。いつ何時どんな注文でも

     同じだけの愛情を込めます!という花屋さんがもちろん主だと思う。

     でも、やはり、人間だから、みんなノリの悪い日だってあるんだ。
    
    
 

   私もチャンスやきっかけや資金があれば花を売りたいと思う。

     花屋として、花を売るだけではなく、花瓶、花器もすべて含めて売る形をとりたい。

     「花は好きで買いたいけれど、活け方がわからないし、花瓶がわからない。」

     そんなのが、もったいなくてたまらない。

     何度か、花瓶付きで購入して、こんなもんでいいのかって一歩進んで、

     それから、花を活けるのが楽しくなってもらえれば、本当に嬉しい!












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